2月23日。曇り空。寒い日。
防府天満宮を出た後、大きな鳥居から見えるところに
「山頭火ふるさと館」があります。
この辺りに来たことがないので、折角ですから歩いて行ってみました。
素敵な建物でしたが、残念ながら上手く撮れてなかったです。
種田山頭火(たねだ さんとうか)
自由律俳句の俳人、現在の防府市(ほうふし)の生まれ。
子どもの頃から、名前こそ知っていましたが、それほど興味もなく、
放浪の俳人だったということくらいで、
なんだか不思議な雰囲気のイメージを持っていました。
でも、時折触れる、山頭火の句に心惹かれることもありました。
この「山頭火ふるさと館」で、彼の生涯や作品を詳しく知ることが出来ます。
落ち着いた館内で、ゆっくりと解説を読むことができます。
人それぞれ、生まれた環境や運命が違いますが、
山頭火の生きざまに触れ、なんだか辛くなりましたが、
そこから生まれた句だからこそ心に響くのでしょうね、きっと。
防府市はダンナさんの思い出の土地でもあり、
寒い中、この周辺を一緒に歩いてみました。
とても懐かしいようで、若い頃の色んな思い出が蘇ってきたようです。
40年以上前は、賑やかで楽しくて、人通りの多かった街。
こちらの防府駅北口(天神口)のアーケード商店街は閑散として寂しい限り。
でも、今は南口の方は大型のショッピングモールがあり、車の通りも多いです。
歩き回って寒かったので、車に乗り込み、さあ帰ろうって思ったら、
ダンナさんは、光市(ひかりし)の冠山(かんむりやま)の梅園にこれから行くと・・・
なんですと?多分、光市でも梅はまだなのでは・・・?
曇っていて寒い。でも、運転するのはダンナさんなので。
防府市から周南市に向かい、山陽自動車道に乗り、目的地を目指します。
下松市で高速道路を降り、国道188号線を光市へ。
なかなかの距離。遠い~!
右手に「虹ケ浜」(にじがはま)の松林が見え、
そして左手のJR山陽本線の「光駅」の前を通り過ぎて
光の街中を暫く走ると、やっと左手に冠山。
すでに4時半。
でもいつの間にか、お天気になっていて晴れています。
山にある梅園は珍しいそうですが、梅の咲き具合はどうでしょうか。
2日前、ローカルニュースでの情報だと、5分咲きだと言っていたのに、実際は全然でした。
種類によってはよく咲いているものもありました。
一年前のちょうど同じ日に、ここに来ていますが、その時はもっと咲いていました。
やはり今年は寒いんですね。蕾が固い。
ここは瀬戸内海に沈む夕日の眺めも美しいところ。
園内放送が流れ、聞き取りづらいですが、5時が閉園の様です。
迷惑をかけないように、急いで駐車場に下りました。
地元のおじ様たちが、駐車場係のようです。
「梅は咲いていましたか?」と聞かれました。
大体3月が見頃だと言っておられました。
なかなか花の見ごろを狙うのは難しいですね。
毎日見ていれば別ですが。
山口あちこち、2月を振り返りました。
読んでいただきありがとうございました。
3月の梅巡りを次回で。
それではまた。 aiai
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