阿武町の風景

aiai

3年前の山口県阿武町奈古(あぶちょうなご)

道の駅の後ろの海岸。キレイに整備されています。

まだコロナなんてなかった時、

この海岸で開催されていた

「ABUスイムラン道の駅フェスタ」の日、

イベントで長男が自分の子どもを乗せてSAPの体験中。

「道の駅 阿武町」は全国の道の駅の発祥の地だそうです。

温泉や温水プールも敷地内にあり、広い駐車場で大型車も入れる。

魚介類や農産物、土産物、加工品などを販売。

レストランもあり。

魚は、新鮮で人気。遠くからのお客さんも多く賑わっています。

今年、ここに隣接したキャンプ場が完成し、

ローカルニュースで取り上げられていました。

山口県北部、萩市からJRの山陰本線に並走して

国道191号線を益田方面に向かって走ると阿武町に入ります。

時々、日本海が見える道。

高波の時は波が堤防を越えて、上がってくるような箇所もありますが、

山陰の荒々しい海岸は、瀬戸内海とはまた違った美しさ。

水平線に沈む夕日は感動もの。

海辺の漁師町と山間部の農業地帯を併せ持ち

特産品は魚介類や、スイカやキーウイ。

そういえば、佐々木小次郎のお墓もある。

そんな自然豊かで、静かな平和な町が

いまやニュース、ワイドショー、ネットニュースで

毎日毎日、やたら取り沙汰されている。

阿武町役場が誤振込した4630万円を巡り、

大きなニュースに。

ところで、うちの長女、自由人?で・・・

まるでフーテンの寅さん的な生き方をしていて、

あちこち、2,3年おきに住み家を転々として生活しています。

親として心配はあるものの、娘の人生、とやかく口出しはしない。

私とは真逆の考え方、生き方。

金銭的には安定せず、厳しいようだけど、

型にはまらず、妥協せず、人に振り回されず、

自分を貫いていて、羨ましくもあり。

数年前に、ひょっこり山口県に戻ってきて、

阿武町の山の中に、空き家を借りて住んでいました。

我が家からは、中国山脈を越え、車で一時間半かかる距離。

私も、何度も娘に会いに阿武町に。

阿武町暮らしを支えるべく、空き家情報を発信しているセンターもあり、

センターと言っても、ここも空き家を利用した家。

町の薬局だった家を、地域の人の手で改修されて、

元の薬局の名残も残しつつ、

町内外の人が気兼ねなく集える場所になっている。

「阿武町暮らし支援センターshibano」

移住していた娘も時々、ここのセンターで何かとお世話になっていて、

私も時には、お邪魔していましたが、

「ただいま~」と言って、入りたくなるような

そんなアットホームな雰囲気の場所で、

冬には、暖炉が焚かれていて、とても心休まる家。

そういえば、ここで花田町長さんに出会い、

娘と3人で一緒に写真を撮ってもらったことも。

懐かしい~。

そんな田舎の小さな町に起きた事件。

テレビで、24才の容疑者が借りて住んでいる山間部の家が

家宅捜索されているところを、全国ニュースで何度も流されていますが、

実は、前に、うちの娘が借りて住んでいた家・・・

私は、あの家の2階の窓から、下に流れる川の景色を眺め・・

裏には湧き水が流れていて、

家の周りには、山菜が沢山出ていた・・

赤瓦の大きい家。

思わず、「まさかや~!!」

いまやってるNHKの連続ドラマ「ちむどんどん」で、

ヒロインの、のぶ子が叫ぶ、

沖縄のイントネーションで「まさかや~」って。

懐かしさもある家の映像ではありましたが、

そもそもあの家は、容疑者の実家じゃなくて、借りている家。

家主さんもいれば、過去に暮らしていた人たちもいる。

映像をどんな思いで、見ておられるのでしょう。。。

家宅捜索の映像は、ニュースの映像としては映えるのでしょうが、

あれだけ露骨に映さなくても・・・

報道は、もう少し、配慮してもらいたい。

阿武町奈古 土という地区の海岸。

ここは、43年前、私が18才の時に大勢の仲間でキャンプに来た海。

当時のキャンプの写真に奈古(なご)と書いている。

楽しかった記憶はあるものの、どこの海だかさっぱりわからなかったけど、

娘に写真を見せた所、景色から探し当ててくれて・・

3年前のことですが、連れて行ってくれました!!

あの懐かしい若い日のキャンプの景色と全く同じ。

また来れるなんて、思ってもみなかった!!

出荷用の米袋でつくったエコバッグ

これも阿武町の思い出

阿武町でハンドメイドのイベントに、娘が誘ってくれて。

町役場周辺でのイベントで、地域おこし協力隊の人のブース

作り方を教わりながら、自分で作る。

沢山のハンドメイドの販売や、カフェ、キッチンカーなどで盛り上がっていて。

そんな楽しい思い出が阿武町に沢山。

私は、とても好きなところ。

娘は今は阿武町から離れています。

また、阿武の生活の時とは違った生活をしながら。

生活のレベルとしては、かなり進化していると思いますが、

多分いつまでも同じ暮らし方はしない娘。

好きに生きるのなら、しっかりと楽しく生きてほしいと願うだけ。

今は、阿武町には行くこともなくなりましたが、

なんだか懐かしい、またふらっと行ってみたいような所です。

読んでいただきありがとうございました。

それではまた。   aiai

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