秋の長門峡 シニアの散策

aiai

11月6日土曜日、午後から長門峡(ちょうもんきょう)へ。

山口市阿東(あとう)。ここは山の中。

どっぷり自然のど真ん中。曇り空で肌寒い。

家からは車で50分くらいの場所。

この秋は、かなり紅葉を巡っています。

私も何かと忙しく、あちこち出かけてる場合じゃないのですが・・・

ダンナさんが、行こう行こうというのでお供して。

いつになく、ダンナさんが私をあちこち連れて行ってくれてる理由・・

自分なりにダンナさんの心境を分析してみました。

  • 理由その1   最近ストレスがあまりない
  • 理由その2   腰や膝の調子がとてもいい
  • 理由その3   コロナが落ち着いて来た
  • 理由その4   バイクの整備に時間がかかって手元に戻ってこない

バイクが無い事には仲間とツーリングに行けませんからね。

自称 「GGライダー」だそうです。(じじいライダー)

持病の腰痛とひざ痛も、ナゼか、このところ治まっているようす。

まぁ何でもいいですが、お陰様で私も紅葉シーズンを楽しむことに。

「道の駅 長門峡」から、橋を渡ってすぐに長門峡の遊歩道に入れます。

が、こちらの駐車場が満車で、入り口で車の列が止まったまま。

30分くらい待って、2時半ころ、入ることが出来ました。

奇岩や深い淵、この日、川の水量は少なく、大きな岩が印象的でした。

山口市から萩市にまたがる渓谷。

萩市側の竜宮淵まで約5キロの遊歩道があり

美しい渓谷を眺めたり、渓流を下にみながら散策できます。

所々、川に降りられる場所もあり、降りている人もチラホラいます。

私も降りようとすると、足がフラフラしてきて、なんだか目の焦点もおかしい。

今日は忙しかったので、朝も昼も、少ししか食べていなくて、

急にエネルギー切れです。最近空腹になるとこんな感じ。

リュックにチョコレートを入れていたのを思い出し、岩に座ってエネルギー補給。

ロッテの「クランキーチョコ」パフが入っている板チョコ。

ダンナさんが岩場で写真を撮っている間にひと箱ぺろっと。

チョコって凄いですね。直ぐに回復。

すたすた歩けるようになりました。

景色もよく気分爽快。

遊歩道は歩きやすいですが、人ひとりが、やっと歩けるような幅の狭い所も多く、

お互いに道を譲り合い、よけたり、よけてもらったりして優しい気持ちになります。

すれ違う人は、子どもも大人も、みんな挨拶を交わしています。

今までは、いつも途中で引き返していて、

今回も、中ほどにある茶屋まで行って、アユを食べて帰るつもりでしたが、

二人とも気分が良くなり、半分近くまで来たあたりで予定変更。

まだ行ったことが無い、萩市側の竜宮淵まで行き、

この時期、期間限定で出ているシャトルバスで、道の駅まで帰ることに。

遊歩道の中ほどを過ぎたころに、茶屋があります。

37年前、こちらでアユ雑炊を食べて、美味しかったのを未だによく覚えています。

始めの予定は、ここで腹ごしらえのつもりでしたが、

ここに辿り着くまで、写真をとったり川へ降りてみたり、

さんざんのんびり歩いて、景色を楽しんだので、かなり時間がたってしまって。

たしか、入り口でシャトルバスの時間を見たら、竜宮淵の最終便が4時だったのを思い出し・・・

もはや、アユを食べる時間なんか無く、

それどころか、果たしてバスに間に合うのかさえ不安になり、

美味しそうな匂いがする茶屋の間を、足早に通り過ぎ、

この辺りからは、出来る限りの早歩き。時には小走り。

ここまで来たら、萩側に行ききるしかない。

でも時には景色を写真に収め、ひたすら早歩き。

ダンナさんは、「すみません、バスが・・」と言いつつ

他の散策の方たちに、よけていただいて申し訳なく思いながら。

足元に100mおきに、竜宮淵まであと何mと標されています。

時計をみながら、間に合うか、間に合わないかと、もう必死。

登り坂では、私のリュックを後ろからダンナさんが押してくれて、

下り坂では、若干飛び跳ねるくらいの小走り。

さっきのチョコレートのお陰か、体が軽い。

といっても、60才と63才のシニアの夫婦。

周りからみたら、どうみてもドタドタしていた感じでしょうね。

あと数100メートル。もう、あとわずか。

綺麗な景色の中に赤い橋が現れました。紅葉橋。

なんの躊躇もなく渡り切ると、右方向に道があり、ダンナさんはすたすたと。

後をついて歩くと、なんと「この先通行止め」の小さい看板があるではありませんか。

ダンナさんは気づかなくて、そのまま先へ行ってしまった。

しかも急ぎ足で。

私は近くにおられた方に、竜宮淵は?と聞くと、橋を戻って右折だと。

そもそも、この橋を渡っちゃいけなかったんです。

それでなくても無い時間をロス!!

慌てて、姿がみえなくなったダンナさんに「そっちじゃないよ~」って叫び、

橋を走って戻る二人。

その時点でついに4時。

それでも、バスが遅れていることを願い、ラストスパート。

4時3分、ついに遊歩道が終わる。竜宮淵。

駐車場がありますが、その前の食事処の建物が遮ってしまって、

バスがいるかどうかが見えない。最後の力をふりしぼって走ると、

そこにシャトルバスがまだ停車していて、二人とも大喜び。

息をきらして、汗を流しながらバス停へ。

乗務員さんもシニア世代のお二人、とてものんびりした様子。

消毒をして、記名。

料金を払うと紅葉橋の景色のバッジがもらえました。

料金までは知らなかったけど、一人1,000円と聞いてびっくり。

ケチな私は金額を聞いて、歩いて戻ってもよかったのかな。と・・・

でも、この後、津和野に行く予定だったので、どっちみち歩きはムリ。

その後も、乗務員さんたちは、ゆっくりと出発の準備。

私たちにとって、遅れているバスはラッキーでしたが、

コソコソと他の乗客の話声が耳に入る。

「いつ出発するんだろうね、とっくに時間過ぎてるよ」などなど。

みなさん、早めに乗り込んでおられたに違いありません。

遊歩道は5キロだったので、バスなら道の駅まで、

すぐ着くのかと思いきや、くねくねの山道を15キロ走るようで。

バスの中は、繰り返し阿東(あとう)地域のPRビデオが流れています。

道の駅に到着したのは4時半。1000円は決して高くはなかったです・・

ちょうどバスから降りると、向かいの長門峡駅に

「SL やまぐち号」が止まっていました。

土日に、JR山口線の新山口駅から津和野駅まで1日、1往復しています。

すぐ、SLは走り始めて、私はスマホを取り出す間もなく、

目の前をすごい量の煙を吐きながら、豪快に汽笛をならして走っていきました。

走る姿はかっこよく、汽笛の音も、快感。

自分の目と耳に感動を焼き付けました。

ダンナさんが、ぎりぎり写真に収めることが出来ました。

さぁ、予定はこれから更に、山間部、島根県津和野。

遊歩道を歩き切り、満足した私は、「津和野、今日やめとく?」と聞くと、

ダンナさんは「なんで!行くよ」と、お茶だけ買って車に乗り込み

「あ、そう。」私は、助手席に座って、うす暗くなり始めた国道を津和野へ。

続きは次回のブログです。

読んでいただきありがとうございました。

それではまた。  aiai

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