11月6日土曜日、午後から長門峡(ちょうもんきょう)へ。
山口市阿東(あとう)。ここは山の中。
どっぷり自然のど真ん中。曇り空で肌寒い。
家からは車で50分くらいの場所。
この秋は、かなり紅葉を巡っています。
私も何かと忙しく、あちこち出かけてる場合じゃないのですが・・・
ダンナさんが、行こう行こうというのでお供して。
いつになく、ダンナさんが私をあちこち連れて行ってくれてる理由・・
自分なりにダンナさんの心境を分析してみました。
- 理由その1 最近ストレスがあまりない
- 理由その2 腰や膝の調子がとてもいい
- 理由その3 コロナが落ち着いて来た
- 理由その4 バイクの整備に時間がかかって手元に戻ってこない
バイクが無い事には仲間とツーリングに行けませんからね。
自称 「GGライダー」だそうです。(じじいライダー)
持病の腰痛とひざ痛も、ナゼか、このところ治まっているようす。
まぁ何でもいいですが、お陰様で私も紅葉シーズンを楽しむことに。
![](https://aiaihapihapi-blog.com/wp-content/uploads/2021/11/長門峡1-1024x768.jpg)
「道の駅 長門峡」から、橋を渡ってすぐに長門峡の遊歩道に入れます。
が、こちらの駐車場が満車で、入り口で車の列が止まったまま。
30分くらい待って、2時半ころ、入ることが出来ました。
![](https://aiaihapihapi-blog.com/wp-content/uploads/2021/11/長門峡2-1024x768.jpg)
奇岩や深い淵、この日、川の水量は少なく、大きな岩が印象的でした。
山口市から萩市にまたがる渓谷。
萩市側の竜宮淵まで約5キロの遊歩道があり
美しい渓谷を眺めたり、渓流を下にみながら散策できます。
![](https://aiaihapihapi-blog.com/wp-content/uploads/2021/11/長門峡3-1024x768.jpg)
所々、川に降りられる場所もあり、降りている人もチラホラいます。
私も降りようとすると、足がフラフラしてきて、なんだか目の焦点もおかしい。
今日は忙しかったので、朝も昼も、少ししか食べていなくて、
急にエネルギー切れです。最近空腹になるとこんな感じ。
リュックにチョコレートを入れていたのを思い出し、岩に座ってエネルギー補給。
ロッテの「クランキーチョコ」パフが入っている板チョコ。
ダンナさんが岩場で写真を撮っている間にひと箱ぺろっと。
チョコって凄いですね。直ぐに回復。
すたすた歩けるようになりました。
![](https://aiaihapihapi-blog.com/wp-content/uploads/2021/11/長門峡4-1024x768.jpg)
景色もよく気分爽快。
遊歩道は歩きやすいですが、人ひとりが、やっと歩けるような幅の狭い所も多く、
お互いに道を譲り合い、よけたり、よけてもらったりして優しい気持ちになります。
すれ違う人は、子どもも大人も、みんな挨拶を交わしています。
今までは、いつも途中で引き返していて、
今回も、中ほどにある茶屋まで行って、アユを食べて帰るつもりでしたが、
二人とも気分が良くなり、半分近くまで来たあたりで予定変更。
まだ行ったことが無い、萩市側の竜宮淵まで行き、
この時期、期間限定で出ているシャトルバスで、道の駅まで帰ることに。
![](https://aiaihapihapi-blog.com/wp-content/uploads/2021/11/長門峡6-1024x768.jpg)
遊歩道の中ほどを過ぎたころに、茶屋があります。
37年前、こちらでアユ雑炊を食べて、美味しかったのを未だによく覚えています。
始めの予定は、ここで腹ごしらえのつもりでしたが、
ここに辿り着くまで、写真をとったり川へ降りてみたり、
さんざんのんびり歩いて、景色を楽しんだので、かなり時間がたってしまって。
たしか、入り口でシャトルバスの時間を見たら、竜宮淵の最終便が4時だったのを思い出し・・・
もはや、アユを食べる時間なんか無く、
それどころか、果たしてバスに間に合うのかさえ不安になり、
美味しそうな匂いがする茶屋の間を、足早に通り過ぎ、
この辺りからは、出来る限りの早歩き。時には小走り。
ここまで来たら、萩側に行ききるしかない。
![](https://aiaihapihapi-blog.com/wp-content/uploads/2021/11/長門峡5-1024x768.jpg)
でも時には景色を写真に収め、ひたすら早歩き。
ダンナさんは、「すみません、バスが・・」と言いつつ
他の散策の方たちに、よけていただいて申し訳なく思いながら。
![](https://aiaihapihapi-blog.com/wp-content/uploads/2021/11/長門峡7-1024x768.jpg)
足元に100mおきに、竜宮淵まであと何mと標されています。
時計をみながら、間に合うか、間に合わないかと、もう必死。
登り坂では、私のリュックを後ろからダンナさんが押してくれて、
下り坂では、若干飛び跳ねるくらいの小走り。
さっきのチョコレートのお陰か、体が軽い。
といっても、60才と63才のシニアの夫婦。
周りからみたら、どうみてもドタドタしていた感じでしょうね。
![](https://aiaihapihapi-blog.com/wp-content/uploads/2021/11/長門峡8-1024x768.jpg)
あと数100メートル。もう、あとわずか。
綺麗な景色の中に赤い橋が現れました。紅葉橋。
![](https://aiaihapihapi-blog.com/wp-content/uploads/2021/11/紅葉橋-2-1024x768.jpg)
なんの躊躇もなく渡り切ると、右方向に道があり、ダンナさんはすたすたと。
後をついて歩くと、なんと「この先通行止め」の小さい看板があるではありませんか。
ダンナさんは気づかなくて、そのまま先へ行ってしまった。
しかも急ぎ足で。
私は近くにおられた方に、竜宮淵は?と聞くと、橋を戻って右折だと。
そもそも、この橋を渡っちゃいけなかったんです。
それでなくても無い時間をロス!!
慌てて、姿がみえなくなったダンナさんに「そっちじゃないよ~」って叫び、
橋を走って戻る二人。
その時点でついに4時。
それでも、バスが遅れていることを願い、ラストスパート。
4時3分、ついに遊歩道が終わる。竜宮淵。
駐車場がありますが、その前の食事処の建物が遮ってしまって、
バスがいるかどうかが見えない。最後の力をふりしぼって走ると、
そこにシャトルバスがまだ停車していて、二人とも大喜び。
息をきらして、汗を流しながらバス停へ。
乗務員さんもシニア世代のお二人、とてものんびりした様子。
消毒をして、記名。
料金を払うと紅葉橋の景色のバッジがもらえました。
料金までは知らなかったけど、一人1,000円と聞いてびっくり。
ケチな私は金額を聞いて、歩いて戻ってもよかったのかな。と・・・
でも、この後、津和野に行く予定だったので、どっちみち歩きはムリ。
その後も、乗務員さんたちは、ゆっくりと出発の準備。
私たちにとって、遅れているバスはラッキーでしたが、
コソコソと他の乗客の話声が耳に入る。
「いつ出発するんだろうね、とっくに時間過ぎてるよ」などなど。
みなさん、早めに乗り込んでおられたに違いありません。
遊歩道は5キロだったので、バスなら道の駅まで、
すぐ着くのかと思いきや、くねくねの山道を15キロ走るようで。
バスの中は、繰り返し阿東(あとう)地域のPRビデオが流れています。
道の駅に到着したのは4時半。1000円は決して高くはなかったです・・
ちょうどバスから降りると、向かいの長門峡駅に
「SL やまぐち号」が止まっていました。
土日に、JR山口線の新山口駅から津和野駅まで1日、1往復しています。
すぐ、SLは走り始めて、私はスマホを取り出す間もなく、
目の前をすごい量の煙を吐きながら、豪快に汽笛をならして走っていきました。
走る姿はかっこよく、汽笛の音も、快感。
自分の目と耳に感動を焼き付けました。
![](https://aiaihapihapi-blog.com/wp-content/uploads/2021/11/SL-1024x768.jpg)
ダンナさんが、ぎりぎり写真に収めることが出来ました。
さぁ、予定はこれから更に、山間部、島根県津和野。
遊歩道を歩き切り、満足した私は、「津和野、今日やめとく?」と聞くと、
ダンナさんは「なんで!行くよ」と、お茶だけ買って車に乗り込み
「あ、そう。」私は、助手席に座って、うす暗くなり始めた国道を津和野へ。
続きは次回のブログです。
読んでいただきありがとうございました。
それではまた。 aiai
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